アームドゥギャルソン(ame du garson)行ってきました

アームドゥギャルソン(ame du garson)・・・

って何?
ゲームの名前?
アニメのキャラの名前??

違います。
京都の創作料理・懐石料理のお店です。

さてこの度、オレ的には分不相応な御店に行くことになりました。
それっつーのも、嫁のお母様が北九州からやって来られて、この御店に連れて行ってもらうことになったからです。
いやぁ・・・なんか・・・ちょっと楽しみなんですがねぇ。
お母様は仕事で来られているらしく、忙しそうなのですが、その合間を縫ってオレなんかを・・・

ありがたや・・・

で、向かったのは、京都は中京区、京都市役所・・・いやホテルオークラの裏手。
わりかしひっそりした場所に、アームドゥギャルソンはたたずんでいました。
外観はめっきり和風。
とてもアームドゥギャルソン!って感じではありません。
京都の古民家を再生しているんですかねぇ?

そして中も・・・
これまた和風。
さすがに今は使ってないだろうけど、おくどさん(窯)があります。

そして、店内は迷路のようでした。
重度の方向音痴のオレはもはや、何処をどう曲がったのか、何処へ向かっているのかわかりません。
なんでこんな構造になっているんだろう?
京都の古民家と言うより、甲賀の忍者屋敷だ・・・

ぐるぐる回って、ついた個室。
予約がしてあったので、テーブルにはナイフとかフォークなどがセッティングされているではないですか!


もう・・・かなり・・・
身分不相応な予感が・・・
真ん中のナプキン・・・バラって・・・


つーか、ナイフとフォーク使った料理って、CoCo壱番屋のカツカレーぐらいじゃないかなぁ・・・
もしくは、ビッグボーイ的にバスケットに全部シルバーが放り込んであるタイプとかしか記憶に無いな。
ちゃんと出来るんだろうか、オレ。
心配で仕方ない。

と、そんな心配をよその、いい感じに明るいギャルソンがやってきて、軽快なトークを交えてドリンクを聞いてきます。
オ・・・オレは・・・唯一知っている、こういう所のドリンクメニュー「ペリエ」を注文。
ペリエって炭酸水のことだよな・・・、水よりその方がカッコ良いよな・・・とか思いつつ、何とか最初のハードルをクリア。

そして陽気なギャルソンは、ビクビクしているオレに気づいてかどうか・・・料理を運んできます。


まず、パートフィロでチーズを包んで揚げたものと、竹の皮で包んだフォアグラのテリーヌ。

竹の皮で包んだフォアグラのテリーヌ・・・?
って何?食べたことのない味だ。
なんつーか、ぽってりしていてクリーミィ、くせのある香りだが後を引かない。
あぁ、フォアグラ、ザ高級食材が最初からぶっ飛ばされてきた。
いい味だなぁ・・・
それと、パートフィロって・・・もはや理解の外の食べ物だ・・・
ちなみに、パートフィロって、とうもろこしの粉と小麦粉で作る生地だそうだ。
こっちは・・・わりかし思ったとおりの味。
パリっと揚がっているチーズづつみだね。
お皿が月の形をしているのもシャレオツ!

お次。
醤油と、醤油でコーティングした岩塩、鰹だしのジュレを添えたお造り。

見た目・・・
まず、見た目が綺麗だ・・・
そして、お造り・・・つまるところ刺し身なのだが、陽気なギャルソンさんいわく。
少しだけわさびを付けて、醤油でコーティングした岩塩を付けて食べてみてくださいと。

コーティングされた塩?
・・・ウマ!
ナニコレ?
刺し身に塩があうんだぁ・・・知らなかった。
そしてジュレもあう、イトウマシ!!!
もちろん醤油もあうし!
何つけてくったらいいんだよ!
もっと刺し身をよこせー!!!
ってね。
ほんと美味しい・・・


そしてお次。
フォアグラと、コンソメで煮た大根。
上には松茸、そして回りに散らしてあるのは、七味唐辛子。

また来たよ、フォアグラ。
しかし、大根、フォアグラ、松茸とか・・・
オレの中では、盆と正月が10年分一気にやって来た豪華さだ。
フォアグラバンザーイ!!
とか、子どもじゃないんだし、ここはひとつ大根を味わってみよう。
・・・と。
コレが素材と調理の妙なんだねぇ・・・きっと。
まったくもって、違和感も雑味も何もない、ただただほっこり甘くて美味しい大根の煮付け。
周りに散らしてある七味唐辛子と合わせると、甘さの中にピリッと辛さが立ち、いいアクセントに。
うーん、幸せ!

シャンピニオンポタージュ。

カプチーノかと思った。
だってアワアワじゃないですか。
ギャルソンいわく、上はふわっとクリーミィなスープ、下は濃厚なスープ、よくかき混ぜてお召し上がりください。
との事。
ほほぉ、では・・・
グリグリグリグリ・・・かき混ぜてみる。
そして飲み込んでみる。
うむ・・・なんか・・・そのまんま、マッシュルーム。
うーむ、コレを美味しいというかどうか・・・
キノコ系苦手だしなぁ。
ちょっと苦め、それ以外味がない。
でも・・・こういうものだろうなぁ。
オレの、世間の嗜好に合わせるのではなく、素材の味を楽しもうってことか?
ここは大人なので完食。


口直しのミントのジュレとマンゴー。

はいはい。
苦味際立つシャンピニオンスープの後がコレか。
甘さと香りが際立つジュレか。
マンゴーの甘さと、ミントの清涼感ってことだよな。
お・・・
さっきのシャンピニオンの苦さと合わせて、完全に口の中リセットだ!
料理の出てくる順番って大事なんだろうなぁ・・・
と、勝手に一人で納得。
違ったらどうしよう。


そしてメインの肉料理。
鴨肉と、安納芋。

ハイ来た、鴨肉!
やっぱ京都といえば・・・しらんけどね。
ここまで来ると、これが一番普通に思えた。
美味也!
普通に美味しいお肉様だ。
牛肉と違って、ちょっと歯ごたえがある。
そして、最初味薄いのかなぁ・・・と思ったんだけど、一緒に付いている山椒を合わせて食べると、あら不思議!
山椒のスパイシーさが全然出てこなくて、肉の旨味・・・なんて言うんだろう・・・肉の味が際立つからビックリだよ。
まぁ・・・美味しいこと。
安納芋も、季節なんですかねぇ、ほっこりしてて良かった。


そして最後。
ご飯と漬物の盛り合わせ。

もはや、漬物とご飯、どっちがメインかわからない。
しば漬け、みぶ菜、ちりめん山椒、自家製ザーサイ、カツオ梅、どれをくっても美味しい。
漬物だけでも食べられるよ。
その中でも自家製ザーサイが目を引いた。
だって青いんだもん、ザーサイって普通黄色っぽくね?
このザーサイだけは、この御店で漬けているらしい。
普通のザーサイに比べて、少し歯ごたえがあるが、アッサリしていて苦味が少ない。
ご飯の味を邪魔しない、良漬物だ。
それにフレンチなのに、最後にご飯が出てくるのはなかなか、いいねぇ・・・
日本人だからか?
ホッとするよ。


そしてオーラス。
デザート盛り合わせ。



クレーム・ブリュレ。


コーヒー。

なんとまぁ・・・ド派手・・・青色のLEDまでついちゃって・・・こりゃぁノーベル賞ものだよ!

色んなケーキとかフルーツとかジェラートとか・・・
どこから食べたら良いかわからない。
それぞれのケーキやジェラートなんかも甘さは控えめだし、食べても食べても飽きが来ない。
クレーム・ブリュレもカソナード(赤砂糖)を使ってるのかな?
端っこの方のカリカリしている所から、真ん中のパリパリしている所、中のフワァっとした所、何処をてっても上品な甘さ。
一味違う、クレーム・ブリュレだねぇ・・・

この怒涛のデザート攻勢。
なんか、B'zのライブ終盤の盛り上げセットリストと、一緒に上る花火みたい!

ご馳走様です。

いやぁ・・・食ったわぁ・・・堪能しましたよ。
なんか、豪華な晩飯だった。

そういや、味が良いのもさることながら、食器。
食器にもこだわり有りそうだったなぁ。
料理の華やかさを際立たせるね。

良い食事をいただきまして、ほんとうに、有難うございました。


では・・・
アーム・ドゥ・ギャルソン
電話番号:075-213-3016
(お問い合わせの際には、がんばれオレを見た・・・と言わなくてよろしい)
住所:京都府京都市中京区中町通竹屋町下ル鉾田町292
営業時間
11:30~14:00(ラストオーダー)
17:30~20:30(ラストオーダー)
ランチ営業、日曜営業
定休日:水曜日

行く際には、予約していったほうがいいかも・・・

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