Acer Aspire One ZG5を分解しよう（前編）

知り合いのネットブック「Acer Aspire One ZG5」が起動不能に。
電源は入るがその後HDDはおろかBIOSも起動しない。
おそらくマザーボード関係の故障だろう。
マザーならオレの手にはおえない、メーカー修理になる。
でも、HDDのデータだけは抜いときたい、という知り合いの要望で、「Acer Aspire One ZG5」を分解しました。ちなみに知り合いから、「パソコンからカラカラ音がする」という話が・・・んーなんだろね、それ？

Acer Aspire One ZG5（スペック）
OS、WindowsR XP Home Edition 正規版 (SP3)
CPU、インテルR Atom プロセッサー N270 動作周波数／1.60GHz、L2キャッシュ／512KB、システムバス／533MHz
チップセット、モバイル インテルR 945GSE Express チップセット(GMA950グラフィックス内蔵)システム
メモリ、標準容量/最大容量 標準1GB(512MB Onboard + 512MB soDIMM)／最大1GB●増設および変更はできません。
スロット数、soDIMMスロット×1(空きスロット×0)
ディスプレイ、8.9インチWSVGA(1024×600)、Acer CrystalBrite?光沢ディスプレイ、
輝度180nit(High-Brightness)、LEDバックライト、26.2万色
Webカメラ、30万画素
ハードディスクドライブ、160GB
サウンド機能、ステレオスピーカー×2／マイクロフォン×1（内蔵）
無線LAN、Acer InviLink 802.11b/g(Wi-Fi準拠)ネットワーク・コネクション、Acer SignalUp wirelessテクノロジー2搭載
LAN、10/100Mbps Fast Ethernet
電源、30W ACアダプター(100V-240V、50/60Hz)


まず、お約束なんだけどアダプターは当然抜くとして、バッテリーも外してました。
ノートパソコンの場合、コンセントがつながっていなくても、バッテリーが接続されていたら、分解できませんからね。

では、まず。
背面のビスを外します。

赤丸の１０本です。
初期状態では、見えない足のゴムの下にもビスがありました、こいつはフェイントです。嫌だけど、足のゴムの部分を外しました。
１０本のビス全部外す必要があるかどうかは疑問なところですが、とりあえず、外しました。

続いて、全面のキーボードを外します。
キーボードにはビスはないのですが、ツメ８箇所ほどで、とまっているようです。
とにかく慎重にツメを外していきますが、最初に上部３箇所のツメを外すとあとは、簡単に外れます。

ツメは、それぞれ「F2」、「F8」、「PauseBreak」キーの上あたりにありました。
外しにくいですねぇ・・・
コツとしては、キボード面を下に押し込むようにしながら、ツメを奥に押す感じ？
細いマイナスドライバーが２本いるでしょうねぇ。それにしてもツメやキーボード面を傷つけないようにそぉーっと作業しなきゃ・・・。
そして、上部のツメが３箇所外れたら、慎重に左、右、下ののツメも外して、キーボードを外します。
キーボードは、フィルムケーブルでつながっているので、勢い良く「ガァーー」っと外してしまわないように気をつけないと・・・。

キーボードが外れました。
次にキーボードをゆっくり裏返して、後ろのフィルムケーブルを外します。

フィルムを固定している、黒い部分を上に上げてフィルムをゆっくり抜きます。
オレは、このとき黒い部分を飛ばしてしまいました・・・これは組み立てる時が大変です。


さて、これでキーボードが完全に本体から外れました。

Acer Aspire One ZG5を分解しよう（前編）へ続く。