2013年7月8日月曜日

結局のところ、電子出版はどこへ行くのか?その3

結局のところ、電子出版はどこへ行くのか?その2」からの続き。

さて、勢いのあるうちに書ききってしまうか。
その2では、電子出版の市場拡大に「出版社」がどのように関わるか、と言うことを書いてきた。
次は「書店」がどのような販売戦略を取っていくか、と言うことを考えてみる。

書店とは読者と直接つながる大事な場所。
ここへの来客者数が増えると言う事は、まぁ・・・読者が増えるといっても良いことなのだと思う。
つまり、魅力的な、奇抜な書店展開をすることで客が増える。
少なくとも興味は持てる。

そのために書店は何をしているか?
よくある例では、有名著者によるサイン会や握手会など。
また、本の詰み方の工夫。


なんだ・・・これ?
「スパイラル積み」と言うらしい。
確かにコレならば、読者の気を引くことが出来る。

これらは、3次元のリアル書店だから出来る工夫。
2次元の電子での書店はこういう技は難しい。
もっと、販売手法にイノベーション(新結合、新機軸、新しい切り口)が必要だ。

そもそも、電子の書店とは何か?と言う話にもなってしまうが、今のところは「iBook」、「amazon」、「GQ JAPAN」、「honto BOOK」などなどの、電子書籍を販売するアプリや、電子書籍を配信、決済をするサイトや、サービスを指しているということにする。

そこでのイノベーション、新しい結合と言えば、最近行われたのが、無料通話アプリ「LINE」を活用した電子書籍の販促がある。
「LINEマンガ」だ。
オレも使ったことがないので、詳しいことは分からないが、どうやらLINEを使って電子書籍を読み、良ければLINEでレビュー(?)を配信するらしい。
確かに、自分の知り合いなど親しい者の紹介ならば、より説得力が増し購買意欲も増すという考え方なのだろう。
LINEと電子書籍。
こういった、今まで違ったメディア戦略をとっていたもの同士が手を組む、コレが「新しい結合」となり、そういったイノベーションにより電子の書店では、より多くの読者とのタッチポイントを築いていく必用があるのだろう。


つまり、出版社はコンテンツ戦略により市場拡大を図り、書店は販売イノベーションにより読者とのタッチポイントを拡大していく。
これらが、読者数と読書量を増やし、電子出版市場の拡大につながる為の施策だと思うし、出版業界全体の衰退を食い止め新しい層の顧客を獲得するための必要なことだと思う。

ただ電子出版の場合、出版社と書店の違いが曖昧な場合がある。
出版社、例えば集英社なども電子書籍販売の為のアプリ「JUMP BOOK」があり、印刷会社でも凸版印刷などは「Book Live」と言う電子出版窓口を持っている。

今後、こういった区分も曖昧になったり、それこそイノベーションではないが、新しい形態の事業が始まっていくのではないだろうか?

その時に、それぞれの立場の人は何が出来るのだろうか?
そしてオレには何が出来るだろう・・・
DTP、WEB制作などを生業としている者にとって、近くて遠い電子出版。
過去、そういう遠いものでもエントリーが出来ると思っていた電子出版業界。
これが、やはり難しいことがわかった昨今。

しかし、出版物そのものでなくても、制作に関わっている以上、情勢を見守るぐらいの事はして行きたいと思うし、あわよくば参入して行きたいと思う。


さて、ここまで。
自分なりに電子出版の今後について考えてみたことを書き連ねた。
決して正しいことが書けたかどうかわからないが、何かの参考になればと思う。


うーん・・・久しぶりに長文かつハードな内容で頭が爆発しそうだ。
チョット疲れた・・・
だがまだブックックフェアについては書きたいことも多いので・・・
もうちょい、東京ネタお付き合いください。

0 件のコメント: