2013年7月8日月曜日

結局のところ、電子出版はどこへ行くのか?その1

東京国際ブックフェアを見てきての感想だ。

結局のところ、電子出版ってどこへ向かっていくのか?
将来性はあるのか?

セミナーとか受けてオレなりに消化して考えてみた。

まず、電子書籍の市場ってどうなのだろう?
諸説あるしネット調べたらイロイロ出てるが、今現在、日本での市場は930億円規模だとか。
そして、2016年には2350億円の規模になるらしい。
ちなみに、2016年にアメリカでの電子書籍の市場は一兆円と予想される。

そして、日本での目標は2020年に、一兆円市場になっている事だそうだ。

当然このままなにもしないでいると、市場なんて衰退していくのでなんかしらの努力をしなくてはならない。
では、何をすればいいのか?

と、いきなり施策を考える前に、まず市場の大きさとは何か?

市場とは、市場の規模とは・・・
汎用的な考え方では、「利用者×利用金額」と言える。
小売業なら、「客数×客単価」と言うこともある。

では電子出版市場は?
「読者数×読書量」と言い換えることが出来るのではないだろうか?
もちろん、コレでは金額は出ないのだが市場の大きさはココから計算するのだと思う。

ちなみに、ちょっと横にそれるが、書籍市場の今を表しているデータが有る。
電子書籍だけではなく、紙の本も含めてだが、一週間の平均読書時間。
10年前は「6時間7分」程度だったそうだ。
それが今では「2時間36分」と、かなり落ち込んでいる。
ちなみに、一週間でインターネットを利用する平均時間は「8時間」だそうだ。
このデータを見る限り、書籍市場は減っているといえる、しかもかなりのスピードで。

余談だと思うが、これでは電子書籍どころか一般の紙書籍の市場も、そのうちかなり衰退してしまうのではないだろうか?
ますますもって良くない。

続いて、電子書籍にを利用するときによく使われる端末、スマートフォンの利用状況のデータだ。
スマートフォンをどのように使っているか、と言う質問の答えだ。
もちろん複数回答なので、結果は100%を超える。

・動画閲覧・・・36.1%
・音楽を聴く・・・31.4%
・ゲームをする・・・30.6%
・SNS・・・30.2%
・ネット閲覧・・・21.1%

以上がトップ5だ。
電子書籍が出てこない。
ちなみに、電子書籍閲覧は、11.0%だ。
とても低い。

また別の集計なので、結果が少し揺らぐが、こういう数字もある。

あなたは電子書籍を使った事がありますか?

・ない・・・85%
・無料の書籍を読んだことがある・・・10%
・有料の書籍を読んでいる・・・5%

コレも決していい数字ではない。

これらの数字を見る限り、紙書籍も含めた書籍市場はだんだんと、動画やゲームなどの他のメディアに押されてだんだんと衰退していっている。
これは恐らく、音楽市場に似ていると思われる。
(音楽もまた、ゲームや動画などによって、視聴時間が短くなっているといわれる。)
そして、日本での電子書籍市場は、まだまだ認知が低く未開拓であるといえるのではないだろうか?

そんな衰退して行ってる書籍業界に、電子書籍という新しいジャンルが出てきているが、まだ確立されず認知が低い状態。
これは、書籍市場自体にまだ伸びしろがあると考えていいのではないだろうか?
これが、2020年に電子書籍市場を一兆円にする、と言われる根拠なのだろう。

では、書籍市場・・・その中でも電子書籍市場はどうやったら認知度を高め活性化していくのか?
つまり、読者数と、読書量を増やすことが出来るのだろうか?



結局のところ、電子出版はどこへ行くのか?その2」へ続く・・・

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