引越し、2日目・・・全然部屋が片付かん。

まぁぁぁだ片付かん！
段ボール箱いっぱいだ。
廊下をみても、部屋をみても、倉庫をみても、うんざりするぐらい段ボール箱が湧いとる！

もうやだよぉ・・・湧き続ける段ボール箱と喧嘩するのは、もういやだ！
だって勝とうが負けようが、結局段ボール箱はどこにも行かないんだよ。
めっさ不毛な作業をしている気がする。
手はカサカサに乾燥して痒くなるし、ダンボールの端っこで指切るし。
なんで部屋の掃除してるだけどストレスが溜まるのだろう？？
どうせ溜まるのなら、お金が貯まればいいのに！！

つーか片付けるの疲れてきた（飽きてきた）。
独りでブツクサ言いながら、缶コーヒー飲みながら、段ボール箱を潰し続ける。
そしてだんだん手だけではなく、オレの心も乾燥してくる。

てか・・・何のためにやってんだ、オレ？
引越ししたての部屋なんか綺麗で当たり前なんだから、こんだけ掃除しても誰も褒めてくれんだろ？
褒められもせんのに、何故に掃除をするんだ、オレ？
もう帰ってもいいんじゃねーか？
（てか、誰か褒めてくれ！）
だんだんイライラしてきて段ボール箱を綺麗に並べてみた。
もしかしたら、部屋も一緒に綺麗に見えるかもしれん！！
幾何学的な秩序は、人に感動を与えるからな。


・・・あぁ・・・そんな訳ない。


秩序正しく段ボール箱が並んだ所で、所詮段ボール箱。
サカイ引越しセンターのダンボールに書かれたパンダが並ぶだけ・・・。
とてもじゃないが、片付いたようには見えん。

もう・・・いいかな・・・。
ガンバったよな、オレ。
遠くの方にあるエアコンに「帰ってもいいよな？」と念を送ると、「帰ってもいいよ」とそよ風が帰ってきた。

帰ってもいいか・・・いいよな・・・
エアコンさんも、ああ言ってることだし・・・

でもなぁ・・・明日は来客も多いし、ちょっとでもいいカッコしたいしなぁ。
もうちょい・・・もうちょい・・・掃除して帰るか。
ここに来て、持ち前のカッコつけ魂に火がついた。
そして、再び段ボール箱と格闘を開始する。

これぞまさに、ダンボール戦機だな。
まぁ・・・オレの場合、ダンボールで戦っているわけではなく、段ボール箱と戦っているだけなんだがな。

あぁ・・・ハラ減った。