映像製作における大人な事情(前編)。
ご存知のとおり、オレは映像関係の仕事もしています。
(ご存知でない方のほうが多いのに言うねぇ・・・)
映像の仕事と一言で言ってもいろいろあるわけで、時々微妙な仕事も回ってきます。
たとえば、お客さんの所で製作されたDVDをちょっと編集しなおしてほしいとか言うもの。
これ、困るんですよね。
もちろん映像を作った会社がOK出すんだから、良いと思われがちなんだけど・・・
ちょっと話を整理して、
もともと映像を作ろうと思った人を「発注者」(クライアント)。
映像制作会社を、製作者(プロダクション)としましょう。
もともとクライアントが、撮影、編集、オーサリング、プレス、全部の工程をこなしていれば良いんだけど、これらの作業をプロダクションなどに外注に出している場合、その映像の著作・創作行為についての「発意と責任」が製作者(プロダクション)にあれば、著作権は、製作者(プロダクション)に帰属すると言われています。
(映像文化製作者連盟さんを参照しています。)
ただまぁ多くの場合は、クライアントとプロダクションが、製作された映像についての使用方法についてコンセンサス(共同合意)を得て、契約を交わし、その範囲内での使用する、となっているんですね。
と言う事は、クライアントといえども、出来上がった映像(媒体)を勝手に2次使用ができない場合があるんですよ。
じゃぁ反対に、プロダクションは映像(媒体)に関して、何でも出来るか?と言うとそうでもない。
映像に写っている物(商品や人)には肖像権や著作権とかが存在するからです。
あー!!!
ややこしい!!!
そんなわけで、映像製作時にクライアントとプロダクションはちゃんとした契約を結ぶことを強くお勧めします!
(もっともオレだって多くの場合は、そんな詳細な契約を結ぶことはないのですが・・・)
で最初に戻って、
オレのところにくる微妙な仕事なんですが。
クライアントが以前に別のプロダクションで製作したDVDをちょっとリッピングして編集してくれって言うのがあるんですよ。
これは困った。
オレも著作権について、よーーーく、クライアントに伺うんだけど、多くの場合(てか限りなく100%)、そんな事情知ったこっちゃない。
で、どーしても編集してくれないと困る!!と言われる。
映像内容にもよるし、使用方法や理由、以前製作したプロダクションにもよるんだけど(潰れてたりするからね)、とりあえず受けないと仕方ない場合。
まず、クライアントにDVD等のメディアを頂きます。
てか、今回はDVDメディアって事を前提にします。
で、頂いたメディアがDVD-Rかなんかに焼いてあるだけの映像なら、普通にリッピングしてチャッチャと編集するんだけど、そうでない場合が、また困る。
たとえばフツーに市販されているDVDを持ってくる場合。
なんぼお客さんのところのDVDだって言っても、プレスされていてご丁寧にプロテクトまでかかっているものをリッピングするっていいのかな?
プロテクトされているか、されていないか。
これは、映像内容を保護しているか、していないか、そういうことになりますな。
と、言うわけでプロテクトしてあるって言うのは、「映像内容を保護しています!」って言う意思表示なんだよな。
で、保護してあるものを抜き出すって言うのは・・・問題なんですよね。
はぁ・・・もうココまで行ったら訳わからないよね。
もう一回、クライアントとよーく話し合って作業を進めるかどうかを判断しなくてはいけない。
これが、映像製作における大人な事情ってヤツ。
大変めんどくさいです。
どうしたもんか・・・(映像製作における大人な事情。後編へ続く)
(ご存知でない方のほうが多いのに言うねぇ・・・)
映像の仕事と一言で言ってもいろいろあるわけで、時々微妙な仕事も回ってきます。
たとえば、お客さんの所で製作されたDVDをちょっと編集しなおしてほしいとか言うもの。
これ、困るんですよね。
もちろん映像を作った会社がOK出すんだから、良いと思われがちなんだけど・・・
ちょっと話を整理して、
もともと映像を作ろうと思った人を「発注者」(クライアント)。
映像制作会社を、製作者(プロダクション)としましょう。
もともとクライアントが、撮影、編集、オーサリング、プレス、全部の工程をこなしていれば良いんだけど、これらの作業をプロダクションなどに外注に出している場合、その映像の著作・創作行為についての「発意と責任」が製作者(プロダクション)にあれば、著作権は、製作者(プロダクション)に帰属すると言われています。
(映像文化製作者連盟さんを参照しています。)
ただまぁ多くの場合は、クライアントとプロダクションが、製作された映像についての使用方法についてコンセンサス(共同合意)を得て、契約を交わし、その範囲内での使用する、となっているんですね。
と言う事は、クライアントといえども、出来上がった映像(媒体)を勝手に2次使用ができない場合があるんですよ。
じゃぁ反対に、プロダクションは映像(媒体)に関して、何でも出来るか?と言うとそうでもない。
映像に写っている物(商品や人)には肖像権や著作権とかが存在するからです。
あー!!!
ややこしい!!!
そんなわけで、映像製作時にクライアントとプロダクションはちゃんとした契約を結ぶことを強くお勧めします!
(もっともオレだって多くの場合は、そんな詳細な契約を結ぶことはないのですが・・・)
で最初に戻って、
オレのところにくる微妙な仕事なんですが。
クライアントが以前に別のプロダクションで製作したDVDをちょっとリッピングして編集してくれって言うのがあるんですよ。
これは困った。
オレも著作権について、よーーーく、クライアントに伺うんだけど、多くの場合(てか限りなく100%)、そんな事情知ったこっちゃない。
で、どーしても編集してくれないと困る!!と言われる。
映像内容にもよるし、使用方法や理由、以前製作したプロダクションにもよるんだけど(潰れてたりするからね)、とりあえず受けないと仕方ない場合。
まず、クライアントにDVD等のメディアを頂きます。
てか、今回はDVDメディアって事を前提にします。
で、頂いたメディアがDVD-Rかなんかに焼いてあるだけの映像なら、普通にリッピングしてチャッチャと編集するんだけど、そうでない場合が、また困る。
たとえばフツーに市販されているDVDを持ってくる場合。
なんぼお客さんのところのDVDだって言っても、プレスされていてご丁寧にプロテクトまでかかっているものをリッピングするっていいのかな?
プロテクトされているか、されていないか。
これは、映像内容を保護しているか、していないか、そういうことになりますな。
と、言うわけでプロテクトしてあるって言うのは、「映像内容を保護しています!」って言う意思表示なんだよな。
で、保護してあるものを抜き出すって言うのは・・・問題なんですよね。
はぁ・・・もうココまで行ったら訳わからないよね。
もう一回、クライアントとよーく話し合って作業を進めるかどうかを判断しなくてはいけない。
これが、映像製作における大人な事情ってヤツ。
大変めんどくさいです。
どうしたもんか・・・(映像製作における大人な事情。後編へ続く)
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